ファジに関するあれやこれや

ファジアーノ岡山好きがいろいろ書いていきます。

反撃開始

こんにちは、管理人です。

最後に記事を更新したのが1年以上前になってますね…こんなブログで良いのでしょうか…

まあ、マイペースにこのブログを使っていけたらと思います。

 

2020年6月27日、J2リーグが再開され、J3リーグが開幕します。

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大に伴う約4ヶ月の中断が明け、ようやくJリーグが戻ってくることになりました。

 

本当に長かったです。

サッカーをどのように見ていたか忘れてしまったとさえ思いました。

 

皮肉なことですが、サッカーのない日々を過ごすことで、サッカーのある日々ありがたさを強く感じるようになりました。

仕事に出かけても週末の楽しみはありません。

休みになっても充分にリフレッシュした気になれず、何かが欠けた時間をずっと過ごしてきました。

 

Jリーグ村井満チェアマンは今回の新型コロナウィルス感染拡大に伴う中断の中で改めてスポーツの価値について考えさせられたと述べています。

https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=75216

 

「スポーツが我々の生活にとってどんなものなのかと考えさせられた。喜怒哀楽を表現し、人間らしさを表現する手段。生きている実感を確認する、そんな価値を再認識した次第です。」

 

勝利に笑い、負けに泣き、誰かと感情を分かち合う。思い切り感情を爆発させてくれるのがスポーツ、サッカーでした。

コロナにより奪われたのはそんな感情を剥き出しにすることの出来る当たり前の日常でした。

サポ歴の浅い私ですが、とっくにJリーグがある日々の素晴らしさを知ってしまっていたんです。

この良さに気づいたからには、もう以前には戻れませんね。

 

新型コロナウィルスの性質から考えてもおそらく殲滅は難しく相当長期に渡って付き合っていかねばならないものでしょう。

ですが、ここからは反撃の時間です。日常を取り戻すための戦いを始めます。

ファジの勝利に笑い、敗北に泣き、推し選手の活躍に心の底から興奮します。

サポ仲間と交流し、スタグルやマスコット、イベント、その他Jリーグに伴うありとあらゆる楽しみを取り戻すために一歩ずつ進んでいきます。

そしていつか、Cスタで満員のお客さんと共に勝利を喜べる日を心待ちにしつつ、ファジの後押しをしていきます。

 

6月27日、日常が戻ってくる最初の日。

いつか来る勝利のため、まずは感染拡大のためのルールを守りつつしっかり楽しんでいきたいです。

ファジアーノ岡山の入場者数減少について

こんにちは、管理人です。

試合のレビュー等が更新出来なくて申し訳ありません…なかなか試合をじっくり見直す時間が取れないでいます。

久しぶりのブログ更新はファジアーノ岡山の入場者数減少についてです。

 

 

 

1.はじめに

ファジアーノ岡山が2015シーズンから平均入場者数1万人超えを目指して継続しているCHALLENGE1ですが、今季2019シーズンは苦戦が続いています。

ホームゲーム8試合終了時点での平均入場者数は7,541人。過去3シーズンのホームゲーム8試合終了時点での平均入場者数は2016シーズンは8,499人、2017シーズンは8,637人、2018シーズンは9,301人であり、今季の平均入場者数が少ないことが分かります。

 

入場者数は様々な要素に影響される数値であり、今後も少ない状態が続くとは限りませんが、年間の平均入場者数も2016シーズンの10,017人を機に、2017シーズンは9,471人、2018シーズンは8,599人と減少傾向にあります。

 

入場者数減少にはどのような要因があるのか。

平均入場者数1万人超えを達成した2016シーズンから今季までの流れも含めて、少し考えてみました。

 

2.2016シーズンからの経緯と考察

2016シーズンは岩政、加地といった元代表勢に加え、五輪代表候補の矢島、豊川が在籍し、その他の主力選手たちも円熟の時を迎えていました。成績も良好で最終順位は6位となり昇格プレーオフ進出、木村社長や長澤監督、ファジに関わる全ての人々が渇望する昇格に最も近づいたシーズンでした。平均入場者数1万人超え、CHALLENGE1達成にはこれらの要素が大きく影響を与えたと考えています。

 

結果、昇格はなりませんでしたが、アルウィンで劇的な勝利を挙げたこともあり昇格への期待は否が応でも高まりました。

ですが、プレーオフ進出に伴う編成の出遅れ、選手の退団、シーズン中の相次ぐ負傷等、様々な要因によりその後の2年間の最終順位は13位、15位となかなか苦しいシーズンとなりました。2016シーズンに在籍していた選手も移籍等により、かなり少なくなっていきました。

 

そして、2018年3月には木村社長がJリーグ専務理事就任に伴い退任、11月のシーズン終了時には長澤監督が退任されました。

ファジに、そして2016プレーオフに関わりのある多くの人々がファジを去ったことになります。

 

望んでいない別れ、ファジ自らが決断した別れ、いろいろありましたが、こういった一連の別れの数々がファジの昇格を巡る物語を一旦区切りと認識させ、入場者数を減少させる一因となったのではないかと考えています。

木村社長や長澤監督、たくさんの選手達によるファジアーノ岡山の昇格を目指す物語が2016シーズンにクライマックスとなり、その後の関係者との別れにより一旦終わった、そういった印象を持たれた方が多かったのではと推測しています。

 

あくまで推測であり、実際観客動員数減少には様々な理由があると思いますが、こうした人との別れが原因だとすると、観客動員数を回復させるのはなかなか難しいと考えています。

たた、別れはいつも辛いですが、ネガティブな面ばかりある訳ではありません。別れがあるということは出会いもあるということです。

 

3.新たなる希望

 

2019シーズン、ファジは北川社長、そして有馬監督のもとで新しい道を歩み始めました。

ファジフーズでの電子マネーの使用拡大、ポイント制度の導入、様々なイベント開催等、スタジアムでの時間を快適に楽しく過ごせるような取り組みが行われています。

 

チームは慣れ親しんだ3バックから4バックにスタイルを変えました。

第15節終了時点で5勝5分5敗。苦しんでいる部分もありますが、非常にアグレッシブな姿を見せながら戦い続けています。ヨンジェのJ2得点ランキングトップ浮上(第15節終了時点:10ゴール)もポジティブなトピックです。

 

つらい別れも多くの入れ替わりもありましたが、僕は今のファジアーノもすごく好きです。スタジアムに足を運んで喜んだり悲しんだりしながら、最後には次の試合が早く見たいと考えながら帰路につきます。

 

ファジは継続性、変わらないことを武器に強くなってきました。それだけに、ここ2年間の大幅な入れ替わりは多くの人々に動揺を与えたはずです。

ですが、ファジは変わると決めたら、そのタイミング、方向性は間違えないクラブだと思っています。

 

2019シーズンもまだ15節。新たなファジがどのような物語を綴るか、それはまだまだ分かりません。その先をしっかり見据えるべく、泣いたり笑ったり、時にはお誘いしたりしながら、楽しんでいきたいです。

 

以上、読んでいただいてありがとうございました。

もし良ければご意見・ご感想等いただければ幸いです。

 

 

 

第3節岐阜戦プレビュー(簡易版)

こんにちは、管理人です。

今日はちょっと時間がないので簡易版でお許しを…

それではFC岐阜戦のプレビューを書いていきます。

 

 

1.対戦相手紹介

 

FC岐阜

(1勝1敗1分:勝ち点3 得失点差+1:現在の順位8位)

 

直近の試合成績 

2/10 VS FC今治(TRM:45分×3本)2-7 負け

2/24 VS モンテディオ山形 2-0 勝ち

3/3 VS 徳島ヴォルティス 0-1 負け

 

岡山から見た通算試合成績

5勝8分8敗

 

大木体制3年目。選手間の距離を短く保ちコンパクトな陣形でパスを回していくポゼッションサッカーが特徴です。。ボールを失った際には素早くプレスをかけて奪い返しにいきます。昨季活躍した古橋亨梧、田中パウロ淳一といったサイドアタッカーは引き抜かれてしまいましたが、元日本代表前田遼一ガボン代表フレデリックら手強そうな選手を補強しています。また岐阜には岡山に9年間在籍した竹田忠嗣も在籍しており、彼との対戦も楽しみです。

 

 

2.予想スタメン

f:id:fagi78795:20190309110646p:image

f:id:fagi78795:20190309112034p:image

 

3.展開予想

前回の金沢戦で攻守ともに改善が見えた岡山。ただ岐阜は組織の完成度が高い難敵であり、更なる成長が出来るか試される一戦になりそうです。

 

まず攻撃ですが岐阜のビルドアップ阻害能力はかなり高いです。4312という中央に多くの選手を配置する陣形を採用しており、選手達が近い距離感で連動してプレスをかけてくるためなかなか繋がせてもらえません。こちらの陣内でボールを奪われると、切れ味鋭いショートカウンターを仕掛けてくるので、嫌な形でのボールラストは避けたいところです。一方、岐阜のプレスを剥がすことが出来れば、サイドに広大なスペースが広がっており2トップのスピードを生かすことが出来ます。岡山の選手達がプレスをかわして前を向いてプレー出来るかに注目していきたいです。

また、岐阜は高さのあるDF北谷史孝が欠場濃厚であり最終ラインの高さにやや不安があるため、繋げない時はロングボール戦術に切り替えても良さそうです。

 

次に守備ですが岡山は前節442のラインをしっかり保って中央に縦パスを入れさせない守備で金沢の攻撃を難しくしていました。ですが、岐阜は狭いエリアに人数をかけてポジションチェンジを繰り返しながら攻撃を仕掛けてきます。ここで好きにさせてしまうと守備組織をぐちゃぐちゃにされてしまうので、しっかりと人にマークについて自由を奪っていきましょう。岐阜の選手達は足元の技術が高いので、時間とスペースを与えない対応が必要となります。

また、今季の岐阜は状況を見て2トップのライアン、山岸にロングボールを入れてくることがありますのでここも注意が必要です。

 

チームが徐々に自信をつけつつある中、連勝することで更なる成長を手にしたいところです。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

それでは。

 

 

 

第2節金沢戦レビュー

こんにちは、管理人です。

レビューが遅くなって申し訳ありません…いろいろバタバタしてました。

時間は経ってしまいましたが、金沢戦のレビューを書いていきます。

 

 

1.試合結果

岡山 2-1 金沢 勝ち!

 

スターティングメンバー

f:id:fagi78795:20190307183535p:image

f:id:fagi78795:20190307183542p:image

 

得点者

前半24分:仲間隼斗(岡山)

後半38分:イ ヨンジェ(岡山)

後半46分:廣井友信(金沢)

 

選手交代

後半15分:杉浦→クルーニー(金沢)

後半26分:梅鉢→大橋(金沢)

後半27分:久保田→関戸(岡山)

後半35分:レオミネイロ→齊藤(岡山)

後半37分:加藤→大石(金沢)

後半46分:イ ヨンジェ→増田(岡山)

 

警告・退場

後半17分:クルーニー(金沢)黄

後半24分:廣井(金沢)黄

後半28分:下口(岡山)黄

 

観客数

5,298人

 

https://youtu.be/PQxiUkCla6A

 

2.前半

岡山は前節からのスタメン変更は2人。2トップの一角、赤嶺に変わってレオミネイロ。右SBに廣木に変わって下口が入りました。一方、金沢はGKに前節先発した白井に変わって、これがリーグデビュー戦となる藤原が先発しました。前節負傷交代し出場が危ぶまれた垣田ですが、幸いにも軽症だったようでスタメンで出場しています。

 

序盤は一進一退の展開でしたが、徐々に岡山がボールを保持しチャンスを作り出していきます。ロングボールを多用した前節よりもしっかりビルドアップをしてボールを前に進めようとする意図が見えました。また、ボールを奪われてもなるべく複数人で囲んで早めに奪い返そうとチャレンジしており、球際の勝負へのこだわりが垣間見えます。奪った後は金沢のSBが開けたスペースに2トップ(主にヨンジェ)を走らせるやり方も効果的であり、金沢のDF陣にストレスを与えていました。

一方、金沢はサイドチェンジを交えながら左サイドを中心に攻撃を仕掛けてきました。サイドチェンジで岡山のスライドのずれを誘発した上で、左SB沼田がペナルティエリア脇まで侵入してクロスを入れるというのが狙いの形でしたでしょうか。ひやりとするシーンも作られましたが、人を強く意識した粘り強い守備で簡単にはチャンスを与えません。相手の強力な2トップに対してもしっかりマークについて自由を与えませんでした。攻防の中、ついに岡山が2019シーズン初得点をあげます。

 

先制点の場面は敵陣内でのこぼれ球にレオミネイロが詰めたところ沼田がクリアミス、さらにこぼれてヨンジェが詰めたところ梅鉢が処理を誤ってペナルティエリア脇にいた仲間にパスしてしまい、ボールを受けた仲間がミドルシュートを決めるというものでした。クリアミス自体は偶然でしたが、相手に圧力を与えてミスを誘発させるのはチーム立ち上げ以来、志向してきた狙いでもあり、有馬監督の目指す形の一つと言えるかもしれません。角度のないところから決めた仲間も見事でした。

 

失点後、金沢は前への圧力を強めてきますが岡山も簡単にはペースを渡さず、岡山側のセットプレーのチャンスもありましたが1-0のまま前半が終わります。

 

3.後半

先制されたことでなんとしても追いつきたい金沢。攻勢を強めますが岡山の442守備が立ち塞がります。

岡山の守備は「中央で縦パスを通させない」ことを第一目標としているように見えました。なるべくコンパクトに442の陣形を整えライン間でボールを受けさせない。2トップは真ん中を塞いでからボールをサイドに追いやろうというチェイシング、それに合わせてチーム全体がスライド。無理してでも入ってきた縦パスは複数人で即奪回。先制しており無理して追い回す必要がなかったという点は考慮する必要がありますが、迎撃守備は前節よりかなり改善されていました。

 

縦パスによる攻略が難しくなった金沢はクロス、そしてロングボールによる攻撃を増やしていきます。後半15分には身長190cmのFWクルーニーを最前線に投入し、垣田と共にターゲットの役割を担わせました。長身選手が2枚前線に揃ったことで岡山の守備陣も手こずるシーンが増えていきます。

後半25分、金沢は中盤でパスを出せる大橋を投入。一方、岡山は後半27分に右SHのポジションに久保田に変えて関戸を投入し、相手の攻撃のストロングポイントである左サイドへの圧力を高めます。そして、後半35分にレオミネイロに変えて齊藤を投入。直後に追加点が生まれます。

 

金沢側のセットプレーからの二次攻撃を関戸が前方へクリア。ボールを受けたヨンジェは齊藤にパスします。この時、齊藤はタッチライン際に沿うようにやや緩やかな速度のままドリブルでボールを運んでいました。1点リードで時間は後半38分。相手選手の頭の中には時間稼ぎという言葉があったかもしれません。金沢の3人の選手に囲まれますが、包囲がややルーズになっていました。機を見て中に切り込んだ齊藤はペナルティエリア内に侵入。相手GKとDFの間にグラウンダーのクロスを通すると、走り込んでいたヨンジェが落ち着いてゴール。岡山にとっては久しぶりの後半30分以降の得点となりました。

 

金沢は後半37分、大石を投入。CBの廣井を前線に上げてパワープレーを仕掛けてきます。岡山もこれに対抗するため増田投入の準備をしますが、クリアミスから廣井に決められて1点差に。

後半46分、ヨンジェに変えて増田を投入し5バックに以降して1点差を守りきる態勢となります。

金沢は最後のCKの際にはGK藤原まで上げて執念を見せましたが、岡山が逃げ切り2-1で勝利。今シーズン初めての勝ち点3をゲットしました。

 

4.まとめ

勝ちました!

すごく嬉しいです。新体制となって早い段階で勝利を手に出来たのは大きいですね。内容も今季狙いとしている形が多く出たのではないでしょうか。今後の戦いを考える上で一つの指針になりそうな一戦でした。

 

今回、特に驚かされたのはレオミネイロの献身性です。なんとなくストライカーというイメージを持っていましたが、チームのために走ってくれるとても頼れる選手でした。自慢のスピードを生かしてチェイシング、プレスバックを行うだけでなく、味方が開けたスペースをしっかり埋める。攻撃時、味方を使える視野もありますし、自分自身で打開するテクニックも持っています。本当にすごい選手が来てくれたなあ…

これからも活躍に期待したいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

それでは。

 

(参考)

Jリーグ公式サイト試合情報

https://www.jleague.jp/match/j2/2019/030304/live/

ファジアーノ岡山公式サイト選手・監督コメント

http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473054667.html

ツエーゲン金沢公式サイト試合詳細・試合後コメント

https://www.zweigen-kanazawa.jp/game/live_2019030304.html#uu0

 

第2節金沢戦プレビュー

こんにちは、管理人です。

前節の悔しい敗戦から1週間、再びファジのある週末がやってきます。

対戦相手はいまだCスタで勝てていないツエーゲン金沢。今回こそ全員で勝利を喜びましょう。

 

というわけで第2節金沢戦のプレビューを書いていきます。

 

 

1.対戦相手紹介

 

ツエーゲン金沢

(0勝0敗1分:勝ち点1:8位)

 

直近の試合成績

2/9  VS大分トリニータ(TRM:45分×4本)5-3 勝ち

2/14 VS FC今治(TRM:30分×4本)3-0 勝ち

2/24 VS 栃木SC 0-0 引き分け

 

ファジとの通算対戦成績

2勝4分2敗

 

柳下体制3年目。4222が基本フォーメーション。オフには佐藤洸一、庄司朋乃也、宮崎幾笑等の主力選手の移籍はありましたが、小松蓮、藤村慶太等、若手を中心に良い選手を連れてくることが出来ました。昨季ブレークした大型FW垣田裕暉、万能アタッカー清原翔平も岡山にとって脅威となりそうです。金沢にはこれまで2勝していますが、実はCスタでは2敗2分けと勝ちがありません。今回のホーム戦こそ勝利を掴みたいところです。

 

2.予想スタメン

f:id:fagi78795:20190302124830p:image

f:id:fagi78795:20190302124937p:image

 

3.前節のおさらい

展開予想の前に前節のおさらいをしておきます。第1節で見えた新生ファジの特徴は次のようなものでした。

 

・攻撃時ロングボールを積極的に用いる。

 

赤嶺を後ろ、ヨンジェを前の縦関係に配置し、そこにCB、あるいは左SBの喜山からロングボールを蹴り込むのが主な攻撃の形でした。赤嶺がヘッドで相手DFの裏に落として、そこにヨンジェが走り込む形が効果的でしたね。時間が経つにつれ水戸に対応されてしまいましたが惜しいシーンを作れていました。

 

・同じく攻撃時、両SHがやや中央よりにポジショニングする。

 

仲間、久保田の両SHが中央よりのポジションを取ることが多くありました。これによりSHがセカンドボールを拾っての二次攻撃につなげることが出来ていましたね。また、SHが空けたスペースをSBが使っての攻撃参加も見られました。岡山のフォーメーションは攻撃時の配置を見ると442というより4222といえるかもしれません。

 

・守備はすばやくコンパクトに、目の前相手に負けないように

 

守備については、長澤さんの培った人を強く意識する守備を継続しているようです。ボールホルダーにすばやく寄せる意識はどの選手も強いようでした。複数人で囲もうとするシーンも多かったので、これは今季から挑戦している部分でしょうか。人を意識しすぎるあまりスペースを空けてしまうことがあるので、そこは今後の改善に期待したいですね。

 

4.展開予想

さて展開予想ですが、金沢は今季の岡山とかなり似たチームになっています。攻撃は2トップ(主に垣田)へのロングボールが中心。SHは中央に絞って二次攻撃に備える。守備は人への意識を強く持って素早くプレス。似た者同士の対戦ですが積み上げてきた時間は金沢の方が上。しかし、こちらも負ける訳にはいきません。

 

両者ともセカンドボールへの意識が強くピッチ上で激しいバトルが繰り広げられそうです。攻から守、守から攻への切り替えも両チーム意欲的なのでトランジション合戦が予想されます。このセカンドボール争い、切り替えについては岡山がずっと重要視して培ってきた部分であり、ここの勝負で優位に立って流れを掴みたいところですね。

攻撃の主体となっているロングボールですが、金沢側はロングボールのメインターゲットである垣田が前節負傷交代しています。垣田は身長186cmと体格に恵まれているだけでなく、足元や裏抜けの技術もある非常に怖い選手ですが、それだけに欠場となれば金沢に与える影響は大きくなりそうです。もっとも代役としては小松(183cm)クルーニー(190cm)らが控えており、岡山のDF陣には簡単に空中戦に負けないことが求められます。

一方、岡山側から見ると金沢のCBの山本(185cm)廣井(180cm)は空中戦に強く、単純なロングボールでは跳ね返されそうです。ヨンジェのスピードを生かした相手DFの裏を狙うボール等、工夫をしてもいいかもしれません。

その他、4222の特性上、攻撃参加してきたSBの裏のスペースが空くので、そこを使うのは面白そうです。

 

5.終わりに

読んでいただきありがとうございました。

修正していきたい点もありますが、新生ファジがこれからどんな成長を見せてくれるか、とても楽しみにしています。

金沢は難敵ですが、必ずやホームで勝利して全員で喜びましょう。

 

第1節水戸戦レビュー

こんにちは、管理人です。

2019シーズン開幕戦は悔しい結果となりました…

思いは尽きませんが、水戸戦のレビューを書いていきます。

 

 

1.試合結果

岡山 0-1 水戸 負け

 

スターティングメンバー

f:id:fagi78795:20190224214124p:image

f:id:fagi78795:20190224222442p:image

 

 

得点者

51分:茂木駿佑(水戸)

 

選手交代

後半23分

赤嶺→レオミネイロ(岡山)

後半29分

清水→村田(水戸)

後半31分

ヨンジェ→齊藤(岡山)

後半39分

平野→白井(水戸)

後半42分

久保田→関戸(岡山)

後半47分

木村→浅野(水戸)

 

警告・退場

なし

 

観客数

9,256人

 

(参考)

Jリーグ公式サイト試合情報

https://www.jleague.jp/match/j2/2019/022407/live/

ファジアーノ岡山公式サイト監督・選手コメント

http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473054649.html

水戸ホーリーホック公式サイト試合情報及び監督・選手コメント

http://www.mito-hollyhock.net/games/12744/

 

2.試合展開

442のフォーメーションで入った両チーム。

開幕戦ということで固さもありましたが、少しずつプレスをかけあっていきます。

岡山の攻撃はプレスでボールを奪ってからのショートカウンターを予想していましたが、実際にはロングボールを用いたものが多かったです。特にボールを奪ってから相手を味方陣内に引き入れることで相手陣内にスペースを作ってから、ロングボールを赤嶺、ヨンジェに入れる形が頻繁に見られました。2トップにしたことでヨンジェの負担が減ったこと、特にヨンジェのコンディションが非常に良く相手DF陣とのバトルに赤嶺、ヨンジェが勝てていたこともあり、ある程度効果的に攻撃が出来ていました。

 

水戸も攻撃にロングボールを用いていたのですが、こちらの方はジョンウン、田中が空中戦に勝てていたので、あまり効果的では無かったです。これはダメだと地上戦に切り替え、サイドを集中的に狙われるようになってからは岡山の守備陣はかなり苦労していました。3バックだと守備時に5バックになり541で強固なブロックを組めるのですが、4バックでは頻繁にスライドやマークの受け渡し等をしなければならず、岡山の選手たちはまだそういった4バックの守り方に慣れていないようでした。失点シーンにもそのような点が見られたので、この部分は各選手の成長に期待したいところです。

 

失点後はレオミネイロ、齊藤を投入して反撃に打って出たのですが相手GK松井の好守もあって得点ならず。関戸をSHに入れる等のチャレンジもありましたが無念の敗戦となりました。

 

負けは悔しいですが監督交代後の公式戦1試合目。これからのチームとしての成長に期待していきたいところです。

 

3.田中裕介という発見

敗戦は悔しいですが、試合を見ていて田中裕介はいいなと思っていました。本職はSBですが、この試合はCBとして出場。相手FWを封じる一方、足元の技術で魅せることが多く、パスや持ち出すドリブルで戦い方にアクセントを与えていました。J1や海外での経験もある頼れる選手であり、この試合ではキャプテンを任せられるなど統率力も高い。彼を獲得出来たのは、岡山にとって大きいのではないかと考えています。

 

4.終わりに

読んでいただきありがとうございました。

開幕戦は悔しい結果となりましたが、チームも2019シーズンもこれからです。

成長をしっかり見守りつつ、楽しんでいきましょう。

 

 

第1節水戸戦プレビュー

こんにちは、管理人です。

この度ファジアーノ岡山に関するブログを開設しました。

至らぬ点もあるかと思いますが、どうかよろしくお願いします。

 

第1回目の記事は2019シーズン開幕戦、水戸戦に向けてのプレビューです。

 

 

1.新シーズン開幕

 

いよいよ2019シーズンが始まりますね。今季は監督も変わり、新たなるサッカーに挑戦しようとしている我らがファジアーノ岡山。有馬監督の目指すアグレッシブなサッカーがピッチでどのように表現されるのか。6位以内、そしてJ1昇格という目標を達成すべく全力で後押ししていきたいところです。

 

 

2.対戦相手紹介

 

水戸ホーリーホック

(0勝0敗0分:勝ち点0:-位)

 

最近の試合成績

2/1  VS FC琉球(PSM)1-2 負け

2/4  VS 川崎フロンターレ(PSM) 5-4 勝ち

2/9  VS 鹿島アントラーズ(PSM) 0-1 負け

 

長谷部体制2年目。442を基本フォーメーションとし、素早いプレッシングと粘り強い守備が持ち味のチーム。ジェフェルソン・バイアーノ、岸本武流、小島幹敏他、昨季の主力選手の退団はありましたが、清水慎太郎岸田翔平等、実力者の補強に成功しています。PSMでは昨季J1王者川崎フロンターレに勝つなど、開幕前から完成度の高い非常に怖いチームです。昨季2敗しているファジとしては、開幕戦リベンジして新シーズン勢い良くスタートしたいところです。

 

 

3.予想スタメン

f:id:fagi78795:20190223145917p:image

f:id:fagi78795:20190223145922p:image

 

4.展望

 

水戸と岡山はスタイルが似ていると予想しています。両者とも基本フォーメーションは442、前からプレスをかけての守備を志向しており、激しいボールの奪い合いが予想されます。スタイルの積み重ねでは相手に一日の長がありますが、ホーム開幕戦は負けられません。勝ちにいきましょう。

 

個人的な注目ポイントは如何に長谷部監督の構築する守備を打ち破れるかです。水戸からは長谷部監督の就任以後、1点も取れていません。また、長谷部監督には千葉の監督代行時代にも無得点で破れています。今回のチャレンジ、なんとしても守備を打ち破って勝利したいところです。

その中で期待したいのはヨンジェですね。スタイル構築中のPSMにおいても愛媛FC戦で2得点、九州大学選抜戦で2得点等、結果を残しています。コンディションも良さそうなので、昨季は怪我で出場が少なかった分、大暴れしてほしいものです。

そして、気になっているのは鹿島からやってきた久保田です。鹿島での出場時間は短いですが、相手のブロックの間でボールを受けるのが非常に上手い選手。相手の守備陣にほころびを作れるので、プレーを見るのが楽しみです。

 

また、セットプレーも得点のチャンスになりそうです。水戸は2018シーズンの全失点のうちセットプレーによる失点が34.78%と、J2全体で第3位の多さになっています。(football-lab http://www.football-lab.jp/summary/team_ranking/j2/?year=2018&data=lost より)

守備のやり方を変えている可能性も大きいですが、気をつけて見ていきたいです。

 

最後に守備について言及すると、3バックから4バックにしたことによる守備方法の変更に注目です。3バックは守備時に5バックにすることで、ゴール前を人海戦術で固められますが、4バックではそうはいきません。そのため、ラインの上げ下げや左右のスライド等、より一層選手間の意思疎通が重要になります。開幕戦で完璧に完成している必要は全然無いですが、水戸の攻撃陣に隙を与えない守備に期待したいです。

 

5.終わりに

読んでいただけて、ありがとうございます。

初めてサッカーに関するブログを書いたので、読みにくい点等があったらすいません。

少しずつ記事を書きながら、2019シーズン楽しんでいけたらと思います。