ファジアーノ岡山の入場者数減少について
こんにちは、管理人です。
試合のレビュー等が更新出来なくて申し訳ありません…なかなか試合をじっくり見直す時間が取れないでいます。
久しぶりのブログ更新はファジアーノ岡山の入場者数減少についてです。
1.はじめに
ファジアーノ岡山が2015シーズンから平均入場者数1万人超えを目指して継続しているCHALLENGE1ですが、今季2019シーズンは苦戦が続いています。
ホームゲーム8試合終了時点での平均入場者数は7,541人。過去3シーズンのホームゲーム8試合終了時点での平均入場者数は2016シーズンは8,499人、2017シーズンは8,637人、2018シーズンは9,301人であり、今季の平均入場者数が少ないことが分かります。
入場者数は様々な要素に影響される数値であり、今後も少ない状態が続くとは限りませんが、年間の平均入場者数も2016シーズンの10,017人を機に、2017シーズンは9,471人、2018シーズンは8,599人と減少傾向にあります。
入場者数減少にはどのような要因があるのか。
平均入場者数1万人超えを達成した2016シーズンから今季までの流れも含めて、少し考えてみました。
2.2016シーズンからの経緯と考察
2016シーズンは岩政、加地といった元代表勢に加え、五輪代表候補の矢島、豊川が在籍し、その他の主力選手たちも円熟の時を迎えていました。成績も良好で最終順位は6位となり昇格プレーオフ進出、木村社長や長澤監督、ファジに関わる全ての人々が渇望する昇格に最も近づいたシーズンでした。平均入場者数1万人超え、CHALLENGE1達成にはこれらの要素が大きく影響を与えたと考えています。
結果、昇格はなりませんでしたが、アルウィンで劇的な勝利を挙げたこともあり昇格への期待は否が応でも高まりました。
ですが、プレーオフ進出に伴う編成の出遅れ、選手の退団、シーズン中の相次ぐ負傷等、様々な要因によりその後の2年間の最終順位は13位、15位となかなか苦しいシーズンとなりました。2016シーズンに在籍していた選手も移籍等により、かなり少なくなっていきました。
そして、2018年3月には木村社長がJリーグ専務理事就任に伴い退任、11月のシーズン終了時には長澤監督が退任されました。
ファジに、そして2016プレーオフに関わりのある多くの人々がファジを去ったことになります。
望んでいない別れ、ファジ自らが決断した別れ、いろいろありましたが、こういった一連の別れの数々がファジの昇格を巡る物語を一旦区切りと認識させ、入場者数を減少させる一因となったのではないかと考えています。
木村社長や長澤監督、たくさんの選手達によるファジアーノ岡山の昇格を目指す物語が2016シーズンにクライマックスとなり、その後の関係者との別れにより一旦終わった、そういった印象を持たれた方が多かったのではと推測しています。
あくまで推測であり、実際観客動員数減少には様々な理由があると思いますが、こうした人との別れが原因だとすると、観客動員数を回復させるのはなかなか難しいと考えています。
たた、別れはいつも辛いですが、ネガティブな面ばかりある訳ではありません。別れがあるということは出会いもあるということです。
3.新たなる希望
2019シーズン、ファジは北川社長、そして有馬監督のもとで新しい道を歩み始めました。
ファジフーズでの電子マネーの使用拡大、ポイント制度の導入、様々なイベント開催等、スタジアムでの時間を快適に楽しく過ごせるような取り組みが行われています。
チームは慣れ親しんだ3バックから4バックにスタイルを変えました。
第15節終了時点で5勝5分5敗。苦しんでいる部分もありますが、非常にアグレッシブな姿を見せながら戦い続けています。ヨンジェのJ2得点ランキングトップ浮上(第15節終了時点:10ゴール)もポジティブなトピックです。
つらい別れも多くの入れ替わりもありましたが、僕は今のファジアーノもすごく好きです。スタジアムに足を運んで喜んだり悲しんだりしながら、最後には次の試合が早く見たいと考えながら帰路につきます。
ファジは継続性、変わらないことを武器に強くなってきました。それだけに、ここ2年間の大幅な入れ替わりは多くの人々に動揺を与えたはずです。
ですが、ファジは変わると決めたら、そのタイミング、方向性は間違えないクラブだと思っています。
2019シーズンもまだ15節。新たなファジがどのような物語を綴るか、それはまだまだ分かりません。その先をしっかり見据えるべく、泣いたり笑ったり、時にはお誘いしたりしながら、楽しんでいきたいです。
以上、読んでいただいてありがとうございました。
もし良ければご意見・ご感想等いただければ幸いです。